小児循環器内科について
当院では、小児の先天性心疾患、心筋疾患、不整脈、川崎病後遺症など、循環器疾患全般の診療を行っております。
心臓の形に異常がある子どもさんは、生まれてすぐに重い心疾患を呈することがありますので、お子様の心臓病でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
● 子どもの心疾患について
小児心疾患には、左右短絡疾患やチアノーゼ性心疾患、弁膜疾患などの先天性心疾患と、川崎病の後遺症からなる冠動脈疾患や、不整脈などの後天性心疾患があります。
先天性心疾患の多くは、生まれつき心臓の壁に穴があいていたり、弁が狭くて血液の循環が悪くなったりする病気で、小さな穴を含めると、およそ100人に1人の赤ちゃんに見られます。
チアノーゼや呼吸異常など、すぐに症状がわかる場合と学校検診などの心電図異常ではじめてわかる場合もあります。
先天性心疾患の場合は、豊富な臨床経験をもとに診断と治療管理を行い、手術が必要な場合は、小児心臓外科の高度な医療機関へのご紹介を行っています。
■ 以下のようなお子様の症状が見られる場合は、お気軽にご相談ください
- 検診などで心雑音や不整脈を指摘された
- 意識消失をともなって倒れた
- 息切れや動悸がするようだ
- 胸が苦しがることがある
- 呼吸が速いようだ
- 体重が増加しない
● 心雑音について
子どもの心臓病を知るきっかけのうち、なんと言っても多いのが心雑音です。
心雑音とは、心臓の本来の音(心音)とは別で、本来は聞こえないはずの音です。
大きく分けますと、心雑音には機能性(無害性)心雑音と病的心雑音の2種類があります。
機能性(無害性)心雑音は、心臓に病気が無いのに聞こえる雑音で、血液が心臓を流れる際、心臓の壁や弁にあたるときに生じる音です。
病的心雑音は、心臓に疾患があるために生じる雑音で、雑音を生じさせる疾患には、心室中隔欠損や肺動脈狭窄、心房中隔欠損、動脈管開存などがあります。
聴診器だけではなかなか判断が難しいのですが、心電図や胸部X線、心エコーによる検査を行えば、ほぼ確実な診断がつき、今後の方針が立てられます。
就学時の検診や乳幼児健診などで心雑音を指摘された場合は、お早めにご相談ください。
クリニック概要
- 所在地
〒224-0003
神奈川県横浜市都筑区中川中央1-31-1
モザイクモール港北5Fメディカルモール - 電話番号:045-911-2500
- アクセス
横浜市営地下鉄センター北駅すぐ近く
モザイクモール港北 5F メディカルモール内 - 診療科目
小児科・小児アレルギー科・小児循環器内科 - 院長
小林 賢司
(日本小児科学会専門医/日本小児循環器学会専門医)