アトピー性皮膚炎について
アトピー性皮膚炎は食事や環境による何らかの刺激がきっかけとなり、痒みをともなう湿疹が、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、慢性的に続く病気です。
アトピー性皮膚炎の原因は現在のところ、はっきりとはわかっていませんが、遺伝体質に加え、環境因子などが強く関係して発病すると考えられています。
この数十年来、アトピー性皮膚炎の患者数が増加してきたのですが、その原因としては、大気汚染や家屋の密閉による室内アレルゲンの増加(特にダニ)や、食生活の変化により、たんぱく質摂取量が増えたことなどが挙げられています。
アトピー性皮膚炎は、乳幼児期に発症することが多く、かつては乳幼児期に特有の病気で、「2歳で半分の患者さんが治り、10歳でさらにその半分が治り、18~20歳でほとんど治る」と言われていましたが、実際はその年齢になっても治らない患者様や、一度治っても成人してから再発する患者様もおられます。
症状としては、痒みをともなう湿疹、皮膚の乾燥、掻き壊した後に出来るかさぶたなど、多様な症状が見られます。また、年齢によって症状は変化します。
● アトピー性皮膚炎の検査
アレルギー性の炎症を起こす物質(アレルゲン)を見つけるために、血液検査や皮膚検査を行うことがあります。
● アトピー性皮膚炎の治療
治療としては、スキンケア、保湿、段階に応じた抗アレルギー薬、抗炎症薬を用いた治療が基本になりますが、皮膚を清潔に保ち、手で皮膚を掻いたり、ストレスや睡眠不足などの増悪因子を取り除いたりといったことも大切です。
また、食物アレルギーを合併している場合は、食物アレルギーが緩和すると症状も治まることがあります。
クリニック概要
- 所在地
〒224-0003
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モザイクモール港北5Fメディカルモール - 電話番号:045-911-2500
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モザイクモール港北 5F メディカルモール内 - 診療科目
小児科・小児アレルギー科・小児循環器内科 - 院長
小林 賢司
(日本小児科学会専門医/日本小児循環器学会専門医)